SDGsについて

2015年9月に国連で開かれたサミットの中で、世界のリーダーによって決められた国際社会共通の目標のこと。

SDGsは、2015年から今後15年間の反映と福祉の共有化を促進する長期的な開発の指針として、国連加盟国が同意した2030年までの国際目標のことです。
SDGsでは17の目標が掲げられており『基本的人権や生活水準に関連する内容』や『経済的・社会的な豊かさに関する内容』『地球環境に対するさらに踏み込んだアクション』といった大まかなテーマに分けられています。
その中の13～15である「地球環境に対するさらに踏み込んだアクション」に取り組みます。

•すべての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靱性（レジリエンス）及び適応の能力を強化する。
•気候変動対策を国別の政策、戦略及び計画に盛り込む。
•気候変動の緩和、適応、影響軽減及び早期警戒に関する教育、啓発、人的能力及び制度機能を改善する。

•2025年までに、海洋ごみや富栄養化を含む陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。
•2020年までに、海洋および沿岸の生態系に関する重大な悪影響を回避するため、強靱性（レジリエンス）の強化などによる持続的な管理と保護を行い、健全で生産的な海洋を実現するため、海洋及び沿岸の生態系の回復のための取組を行う。
•あらゆるレベルでの科学的協力の促進などを通じて、海洋酸性化の影響を最小限化し、対処する。

•2020年までに、国際協定の下での義務に則って、森林、湿地、山地及び乾燥地をはじめとする陸域生態系と内陸淡水生態系及びそれらのサービスの保全、回復及び持続可能な利用を確保する。
•2020年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な経営の実施を促進し、森林減少を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で新規植林及び再植林を大幅に増加させる。
•2030年までに、砂漠化に対処し、砂漠化、干ばつ及び洪水の影響を受けた土地などの劣化した土地と土壌を回復し、土地劣化に荷担しない世界の達成に尽力する。

環境問題や社会問題に対する関心が増加しつつある現代…地球温暖化やCO2の排出量など、世界全体に共通する深刻な環境問題が数多くあります。その対策として低燃費車の推奨やクールビズ対策など、環境を意識して取り組んでいる企業が増えてきました。

SDGsの掲げる環境問題に関する目標を達成していくためには、国連に加盟しているすべての国や各種団体、市民社会、そして各個人が共有し、それぞれの立場から主体性を持って取り組んでいく意識が大切です。

介護が必要な高齢者の増加にともない、大人用紙おむつの生産量は2017年では約78億枚。ここ10年で1.7倍に増えているそうです。
おむつは⽔分を⼤量に含んでいるため最初は燃えにくいのですが、⽯油化学物質も含んでいるので⼀旦燃えだすと⾼温になるという問題も。このことに対し、⾃治体は「尿や便などの⽔分を⼤量に含んだ使⽤済み紙おむつが焼却炉の⼤敵になる」という事態に頭を抱えています。

ゴミの焼却処理は、同時に大量の二酸化炭素も排出されます。
環境省が発表した『廃棄物分野における排出量の算定方法について（案）』内に記載されている、廃棄物分野からの温室効果ガス排出量（2015年度排出量を例とした試算値）よると、2015年に一般廃棄物として紙おむつを処理する際に排出された二酸化炭素は、約21万トンにもなるそうです。

長寿大国日本において、ご高齢者の割合が年々増えることに並行し、紙おむつや吸水パットなどのゴミ問題も今後ますます深刻化していくことでしょう。悪化していく環境問題への取り組みとして、私たち各個人が紙おむつや使い捨てパットなどのゴミを1枚でも少なくすること。そのような高い意識を持ち、尿ケアに取り組むことが重要だとインナーサポート協会では考えています。