老廃物スッキリ！簡単デトックスは、やっぱりこれでしょ！！！

美味しくいただいた食事は、私たちの身体の中でどうなっているのでしょうか？
口でかみ砕いた食べ物は、胃や小腸でより小さく砕かれながら分解されていきます。
身体が栄養素を吸収するためには、血管の壁を通り抜けられるほどとても小さな分子でなければなりません。
そのため、わたし達の身体は、唾液・胃液・膵液・小腸粘膜などたくさんの酵素を持ち、消化を助け、食べ物を分解する働きをしています。
小腸は、消化管全体の4分の3を占めており長さがおよそ６～７メートル、輪状ヒダにより表面積は、見た目のなんと600倍で、この広い表面積により、小腸はあらゆる栄養素を吸収しつくすことができるそうなんです。
食べ物の気配を感じると、腸はその刺激でぜんどう運動を始め、およそ4～8時間もかけて食べ物を消化、吸収しているそうです。
その小腸の消化を肝臓・胆嚢・膵臓が助ける働きをしています。胆汁は、脂質の分解を助け、膵液は、酸性の胃液を中和する働きとなんでも分解できる働きがあるとありました。
そうして消化された食べ物が小腸で栄養素を吸収しそのまわりに張り巡らされている血管やリンパ管から全身へと届けられています。

肝臓は、ほとんどが小腸から流れ込む静脈血で満たされており、肝動脈から血液が流れ込む量は肝臓全体に流れ込む血液のわずか5分の1に過ぎないそうです。
肝臓は、流れ込んできた血液に紛れ込んだ有害物質を分解して、無毒化しています。
腸から吸収され肝臓に運ばれたアルコールは、肝臓内でアセトアルデヒドから酢酸へと分解され、最終的には二酸化炭素と水になって体外に排出されているそうです。
また、アミノ酸を分解する過程では、有害物質のアンモニアがつくられます。アンモニアは肝臓に運ばれて尿素となり、尿の中に排出されています。
腎臓へ送られた血液は、「ろ過」「再吸収」「分泌」されて身体に不要なものが、尿となって体外へ排出されています。

便と尿には、色がついていますね。便は、茶色、尿は、黄色をしています。
その色は、ウロビリノゲンといって、なんと古くなって壊された赤血球の残骸なのだそうです。
赤血球の寿命は、およそ120日だそうです。赤血球は、細い毛細血管の中を通るときは、変形して流れることができるそうですが老化して寿命が近づくと、変形する力が低下し、酸素をうまく運ぶことができなくなるそうです。
老化した赤血球は、肝臓や脾臓の網目の中を通ることができず、破壊されてしまいます。破壊された赤血球からはヘモグロビンが放出され、ヘムという色素とグロビンというタンパク質に分かれるそうです。ヘムは鉄と分かれて、ビリルビンという物質に変わります。
この時のビリルビンは水に溶けませんが、血漿中のタンパク質と結合して肝臓に運ばれると、水溶性に変わるのだそうです。
水溶性となったビリルビンは胆汁に混じって腸内に分泌され、腸内細菌の作用でウロビリノゲンという物質に変化し、大部分は便と一緒に排出されます。
便に混じらなかったウロビリノゲンは、小腸から栄養素と一緒に吸収され、血管を通って肝臓に戻り、その一部は腎臓で尿の中に排泄され、体外へ排出されています。
便や尿の色は、元をたどれば赤血球の色だったんですね。