女性にこっそり伝えたい２つのこと

・恥骨と尾骨と座骨を結ぶ骨盤の底にあるひし形のハンモック状の筋肉群です。
・尿道のまわりにある尿道括約筋と肛門を締める肛門括約筋と八の字につながったひし形をした筋肉の集まりです。

・膀胱や子宮、直腸などの重たい臓器を下から支えて正しい位置に保っている。妊娠中は、大きくなる子宮や赤ちゃんを下から支えてがんばっています。
・尿道や肛門を閉めたりゆるめたりして排尿や排便をコントロールしています。
・内転筋、腹横筋、臀筋とともに体幹を安定させている。ゆるむとおしりが垂てしまいます。

1.外尿道括約筋→わかりずらいです
2.膣括約筋→コツがいります
3.肛門括約筋→おならを我慢するみたいにするとわかりやすいです

・前にある筋肉（恥骨尿道靭帯と恥骨尾骨筋）によりうまくバランスの取れたよい状態で固定された尿道は、後方に動く筋肉（挙筋板と肛門周囲縦走筋）が尿道を引っ張って閉鎖し尿漏れしないように絶妙なバランスをとって働いています。
・排尿の時は、前にある筋肉（恥骨尾骨筋）がゆるみます。後方に動く筋肉（挙筋板と肛門周囲縦走筋）が尿道を下方向に引っ張って広げ開放して膀胱から尿を排出しています。

胴体の底は、骨盤ではなく骨盤底筋という筋肉群です。重力の影響をうけながらも、ずっと体の底を支え続けてくれている頑張り屋のありがたい筋肉です。
骨盤底筋群は、絶妙なバランスをとりながら本来は、「漏れないように」「気持ちよく排尿するように」陰ながらせっせと働いてくれています。

女性の尿道の長さは、3～4㎝くらいと短いため腹圧がかかると漏れやすくなります。

出産のときに産道が押し広げられた影響により外尿道括約筋をはじめとする骨盤底筋群へ大きなメージがかかっているからです。

・更年期や閉経により女性ホルモンの分泌が低下するため
　女性ホルモンの中のエストロゲンの働きは、尿道の筋肉にはりを持たせます。はりのある筋肉は、尿道をしっかりと支えます。閉経によりエストロゲンが低下すると筋肉が弱り、骨盤底筋の緩みにつながります。

・加齢による筋肉への影響 によりハリや弾力、柔軟性、伸縮性の変化が起こり、重力の影響で骨盤底筋組織を「たらり」とさせてしまいます。
・骨盤底筋の全体の引っ張る力 が加齢により 減少します。
・加齢により姿勢が変化しくずれてきます。

・女性に多い便秘やくしゃみ、咳、大爆笑などは、骨盤底筋に腹圧をかけ弱らせます。
・ポッコリお腹についた脂肪も腹圧となり骨盤底筋に圧をかけています。