猛暑と尿トラブル：冷え・自律神経の乱れにご注意を

夏の暑さが本格化すると、エアコンを使う時間がぐっと増えますよね。
でも、涼しく快適なはずの空間で、足先が冷たい・お腹が冷える・トイレが近くなる…こんな症状に悩んでいませんか？

実はこれ、すべて「冷えによる自律神経の乱れ」からくる尿トラブルのサインかもしれません。

私たちの排尿機能は、意識しなくても働いてくれる「自律神経」によって調整されています。
けれど、冷房の効きすぎや冷たい飲み物の摂りすぎは、自律神経のバランスを崩しやすくします。

バランスが崩れると、こんな変化が起こります：

膀胱に尿がまだ溜まっていないのに、急に尿意を感じる

トイレが近くなる

尿を我慢しづらくなる

つまり、「冷え」は、見えないかたちで排尿のリズムを乱しているのです。

猛暑日はつい冷たい飲み物をがぶ飲みしてしまいがち。
でも、胃腸を急激に冷やすと内臓の働きが鈍り、膀胱の働きも悪くなってしまいます。

注意したいのはこんな飲み物：

キンキンに冷えた水・炭酸飲料

アイスコーヒー（カフェインで膀胱が刺激される）

アルコール類（利尿作用が強い）

できるだけ、常温の水や麦茶・ほうじ茶など、体を冷やさず、カフェインを含まない飲み物を選びましょう。

「夏に冷えるなんて…」と思いがちですが、冷房の風・冷たい床・薄着など、体を冷やす要素は意外と多いです。

特に骨盤まわりの冷えは、膀胱や尿道を刺激しやすく、尿漏れや頻尿の原因になります。

できる工夫：

薄手の腹巻きや膝掛けを使う

エアコンの設定温度は高め（26〜28℃）に

長時間同じ姿勢でいない（血流が悪くなる）

足湯やぬるめのお風呂で体を温める

足首を温める

「こんなことで病院に行くのも恥ずかしい」
「年齢のせいかもしれないし…」
そうやって我慢していませんか？

でも、夏の尿トラブルは誰にでも起こり得ること。
一人で抱え込まず、まずは生活習慣を見直すところから始めてみましょう。