骨盤底筋を「感じる」「動かす」ために必要なこと

骨盤底筋を動かす際にとても重要なのが、「全身の力を抜く」という感覚です。ついお腹やお尻、太ももなどに力が入りがちですが、それでは本来アプローチしたい筋肉に届きません。まずは深呼吸をして、全身をリラックスさせることからスタートしましょう。
そのうえで、ピンポイントに骨盤底筋に意識を集中させていきます。最初はうまくいかなくて当然。でも、身体に「ここだよ」と教えていくつもりで、丁寧に繰り返していくことが大切です。

「わからない」「できない」「無理」──これらの言葉を口にすると、脳はその通りに反応してしまいます。「これは無理なんだ」と判断すると、学習モードが止まり、身体もその信号を受けて動かなくなってしまうのです。
多くの方を見てきましたが、脳のこの習性によって上達が止まってしまう人はとても多いです。だからこそ、「今はまだできないだけ」「必ず感覚がつかめる」と前向きに受け止め、自分を信じてあげることがとても大事です。

成功の鍵は「素直さ」と「継続」
骨盤底筋に限らず、どんな学びも成長も「素直さ」と「継続」が土台になります。変に疑ったり、他人と比べたりしてしまうと、そこにエネルギーを使ってしまい、本来の自分のペースを崩してしまいます。
素直に取り組むことは、自分を尊重することでもあります。焦らず、コツコツと続ける中で、少しずつ感覚が磨かれ、変化が積み重なっていきます。

トレーニングを通じて得たいものは、単に筋肉の動かし方ではなく、「いきいきとした人生」です。自分の身体と心に丁寧に向き合い、「あぁ、自分の人生、ほんとによかったな」と笑って言える未来をつくること。これが何より大切なゴールです。
そのためには、小さな「できた」を積み重ねていくこと。そして、自分を信じて日々の取り組みを続けることが、人生の質を高める大きな鍵になります。
「イントレ」はただの運動ではなく、人生への投資
「イントレ」は、単なる身体づくりではありません。感覚を磨き、思考を整え、心身のバランスを取り戻すことによって、人生そのものが整っていきます。
骨盤底筋の感覚を養うことは、まさにその第一歩。自分の内側に集中し、自分を知り、自分を高めていくこのプロセスを、ぜひ「人生の糧」として大切にしていってください。