夏の困った「トイレが近い」。冷たい飲み物が多くなる夏の対処方法を尿トラブル克服者が解説

「自分は、トイレが近い」
「トイレにいきたくなったらどうしよう」
「自分は、水分を摂るとすぐにトイレにいきたくなる」

自分への暗示がトイレの困ったを引き寄せていることがあります。
常にトイレの心配や不安が頭から離れないでいると尿意に敏感になってしまうからです。

「自分は、大丈夫」だと思えることが大切です。
「トイレが近くて困った」には、自分の心のケアも必要なんですよ。

カフェインの利尿作用は、ご存知の方も多いはず。

わたしは、コーヒーを飲むとすぐにトイレに行きたくなります。外出前や講座のある前は、セーブしています。

カフェインは、コーヒー豆、茶葉などに含まれており、食品添加物（苦味料等）として飲料等に加えられることもある成分です。

国民生活センターの飲料のカフェイン含有量に関する調査によると

【コーヒーや茶の浸出液 100g 当たりのカフェイン含有量】

・コーヒー、 60mg
・紅茶では、30mg
・せん茶、ほうじ茶、ウーロン茶では 20mg
・玄米茶、10mg


カフェインの含まれている飲み物、コーヒー、緑茶などの中で自分のトイレに行きたくなる飲み物を把握してみましょう。
自分は、〇〇〇を飲んだからトイレに行きたくなるかもと前もって構えられると急な尿意でトイレを探したり、焦らずに済みます。
トイレの心配をしたくない時は、カフェインの含まれていないあたたかい飲み物を飲むなど自分でできる調整をしましょう。

暑いからといって冷たい飲み物ばかり摂りすぎるとからだの中から冷えてしまいます。

夏は、室内のほとんどのところで冷房が効いており、冷え切ったからだをすぐにあたためることがなかなかできません。
からだが冷えると血管が収縮して血管に対する血液の量が増えてしまいます。
増えた量をからだから出して調整しようとするために必然的にトイレが近くなります。

また、冷えにより血液のめぐりがわるいと全身に熱を届けられず、ますます冷えてしまいます。
常温の飲み物や温かい飲み物を取り入れて冷えすぎないようにからだを守りましょう。

一口ずつ飲む。
噛むように飲む。
一気に飲まない飲み方をおすすめします。

暑い時は、冷たい飲み物を一気にゴクゴクと飲むと何とも言えない爽快感がえられますね。
しかし一気にたくさんの量を飲むと多飲多尿といって、たくさん水分と摂るとからだは、調整しようとしてたくさん出すことになります。
1日の食事の時の水分量も含めて2リットルを目安に、日中汗をかく方は、汗の分、量を増やして自分のからだと相談しながら飲むことをおすすめします。

室内の冷房対策をしましょう。

一枚上にはおるものを持っておく。
冷気は、下に溜まりますので靴下をはく。
はき物を工夫するなどして、素足でいないようにする。
足元の冷えは、尿意を刺激します。
どれも自分で気をつければ可能なことばかりです。自分のからだは、自分で守ってあげましょう。

あたたかいゆったりした下着や足首まである着衣もおすすめです。

排尿すべてに関わる筋肉群である骨盤底筋を意識して動かし膀胱や子宮、直腸を支えられる骨盤底筋群にしていくこと。
膀胱まわりには、たくさんのセンサーがあり弱まって誤作動をおこさないように取組む必要があります。

なぜなら、女性は特に、妊娠や出産、閉経などの影響で骨盤底筋を弱めてしまうからです。

身体の底で骨盤内にある膀胱や子宮、直腸などの重たい臓器を下から支えて正しい位置に保っている骨盤底筋群のトレーニングを行いましょう。
また、骨盤底筋トレーニングは、骨盤底筋群を動かすので骨盤内があたたまります。

オリジナルメソッドの解説「尿漏れに３か所３回の骨盤底筋トレーニング「イントレ」を解説」を参考にしてください。

冷えや利尿作用のある飲み物を飲んだとき、急な尿意を感じても自分で漏れないように自己コントロールして尿意に振り回されない身体にすることです。
尿意が起こっても、尿道括約筋をしめて、尿意をコントロールする。
すぐにトレに行かなくても自分で尿意をコントロールする方法を身につけましょう。